趣味的受験数学

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誰よりも速く地を行け

これに関しては持論なんですが、受験数学には3種類の人間がいると思うんですよ。

一つ目は、ある困難に出くわしてなにをすればいいかわからない人。これはなにもできない人だ。

二つ目は、ある困難に出くわした時に羽を広げ上空から俯瞰しながら進む人。これは言わば数学が好きな人がなりがちではある。ユニークな解法で解いたり、別解を見つけることが多々ある。

最後は、誰よりも速く、誰よりも最短経路で地を行く人だ。この人は受験数学において最上位層に位置する。

なぜ、このような分け方をするのか。それは到達点が2番目の人ではあってはならないということだ。確かに俯瞰できるのはメリットだしより簡潔な解答をかけるかもしれない。こういう人を求めているのは例えるならば京大や東工大だろう。しかし、3番目の人には勝てない。知識が足りないのではない。計算が遅いのではない。地を行く確固たる意志を持ち、上空から俯瞰せずとも問題の全容を進むうちに把握できるのだ。東大の理系数学において100超えを安定させられる人はここに属する。言わば、翼はあるが翼を広げずとも目的地へもっとも速く到達しうる人間だ。

僕は2番目の人間である。謙遜しているわけでもないし、大学で判断しているわけでもない。僕の意識の問題だ。このブログを見ている方には是非とも受験数学においては3番目の人間を目指してもらいたい。見える世界が変わるだろう。僕も今もなお目指し続けている。