有機化学において、還元性のある官能基は?と聞かれたら普通の人はアルデヒド基と答えるであろう。
-CHOである。
確かにそうだ。官能基に分類されるのはそれだけだ。だが、構造決定には還元性をもっていれば官能基でなくても銀鏡反応を示すのだ。
結論から言うと、フルクトースのケトースにおいて還元性を示す
-COCH2OH
である。
正直、還元性のある異性体にこれが含まれていたらたまったものではない。一応頭の片隅にでもいれておくと良いだろう。
※東工大2009年度の第5問にこれを数えさせる問題が存在している。